水道設備に応じた製品を選ぶ

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凍結防止ヒーターを使用する水道管の凍結防止対策

凍結防止ヒーターは選び方を間違ってしまうと昨日不十分で十分な保温効果が保てない、または使用できないなどのケースがありますので購入前にしっかりと凍結防止ヒーターの性能を確認してから導入検討をしてください。
いくつかのポイントがありますので以下の通りご説明しておきます。
★ヒーター部分の長さ
凍結防止ヒーターは、水道管に直接巻いて使用しますが装着する部分の水道管の径や長さに合ったものを購入しなければなりません。ヒーター部分が重ならないように覆う必要があるので、どれぐらい必要になってくるかを念入りに調べて確認してから購入します。重ねて巻くと火災の原因になりますので絶対に重ねないようにしてください。 また、長ければ長いほど電気料金がかかってしまいますので、余計な長さがあると電気代に直接跳ね返ってくるので気をつけましょう。水道管の径と巻きつける部分の長さを確認し、適応するものを購入してください。
★水道管の材質に合った物を選択する必要がある
水道管には、銅管・塩ビ管・ダクタイル鋳鉄管・ステンレス鋼管・鉄管などの種類があります。
凍結防止ヒーターは水道管の材質によって使用可能なものと使用できないものがありますので必ず水道管の材質を確認してから設置するかを考える必要があります。鉄管で作られた金属配管か樹脂配管かだけでも確認することができれば十分です。
★温度感知ができるタイプ
凍結防止ヒーターには、大きく分けて2つの温度の感知方法があります。
サーモスタット式
ニクロム線ヒーターを使った凍結防止ヒーターで付属しているサーモスタットで温度を感知し通電と停止を繰り返します。配管温度検知式と外気温検知式に区別することができます。外気温検知式は配管の温度が高くても外気温が低ければ通電してしまうので電気のロスが大きく電気料金が余計に加算されてしまうことが多いです。配管温度検知式は、配管自体の温度を感知するので電気料金の無駄を少なく済むことができます。
自己温度制御式
自己温度制御式はPTCヒーターといわれるものでヒーター自体の温度が上がると電気が流れにくくなり反対に温度が下がると電気が流れやすくなります。自己温度制御式は部分的に温度を調節できるので温度が下がっている部分をピンポイントで温めることも可能となっています。しかし、温度が高いときでも常に通電をしているので別売りの専用サーモスタットを購入し電気料金を抑えることをおすすめしておきます。お住まいの地域によって水道管の凍結を防ぐためのに役立つ凍結防止ヒーターがどちらに適しているか異なってきますので建物の状況に応じたものを選ぶようにしましょう。

凍結防止ヒーター以外の凍結対策

凍結防止ヒーター以外の凍結対策には以下のような方法があります:
・断熱材の使用: 水道管や配管を断熱材で覆うことで、外部の低温からの影響を軽減します。一般的な断熱材としては、フォームやグラスウールが使用されます。
・保温シートや保温テープの使用: 水道管や配管に保温シートや保温テープを巻くことで、熱を保ち凍結を防ぎます。これらの製品は専門店やホームセンターで入手できます。

水道管の絶縁: 屋外にある水道管を地中に埋設することで、地中の温度を利用して凍結を防ぎます。
・室内の温度を適切に保つ: 室内の温度を一定に保つことで、水道管や配管の凍結を防ぎます。特に寒冷地域では、室内の暖房や給湯器の設定温度を適切に調整することが重要です。
・水道管や配管の水抜き: 寒冷地域で長期間の凍結が予想される場合は、水道管や配管を水抜きすることで凍結を防ぐことができます。ただし、使用する前に再び水を通す必要があるため、注意が必要です。

これらの凍結対策は、状況や地域の気候条件に応じて適切な対策を選択することが重要です。また、専門の配管業者や建築業者に相談することで、より具体的なアドバイスや適切な対策を得ることができます。

応急対策
水道管が凍結してしまった場合の応急対策は以下の通りです:
・水道管の周囲の断熱: 凍結した水道管の周囲に厚手のタオルや毛布を巻き付けるなどして断熱します。これにより、外部の冷気からの影響を軽減することができます。
・温風の利用: ドライヤーなどの温風を水道管の周囲に当てて凍結を解かすことができます。ただし、火災や感電の危険があるため、注意が必要です。十分な安全対策を講じて行ってください。
・温水の供給: 凍結した水道管に温水を供給することで凍結を解かすことができます。温かいお湯をバケツやポットで用意し、凍結した箇所に注ぎ込むことで徐々に解かしていきます。
・開口部の確保: 凍結した水道管の開口部を開けておくことで、水が膨張して破裂することを防ぎます。水道メーターボックスや蛇口の開口部を開けるなど、水の流れる場所を確保しておきましょう。

ただし、これらは一時的な応急対策であり、根本的な解決策ではありません。できる限り早く専門の配管業者に連絡し、適切な修理や対策を行ってもらうことが重要です。水道管の凍結は破裂や水漏れの原因となりますので、迅速な対応が必要です。


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